この10年の米国株の高パフォーマンスの一部はこの人のおかげ

2021/08/27

投資


あれから10年が経とうとしているのかと思うと、時の流れを感じますね。

アップルのティム・クック氏のストックオプションに関して、10年前に交わした契約に基づき最終分である10回目の報酬を受け取るとのことです。

報酬の一部はアップル株の過去3年のリターンがS&P500指数の構成企業のパフォーマンスの上位3分の1に入ることが行使の条件となっているようですが、余裕のアウトパフォームです。

就任当初はカリスマ性の欠如からクック氏を不安視する方も多くいらっしゃいましたが、見事に結果で示した形となりました。

クック氏がアップル社員としての基本的価値と信念を誰よりも引き継いでいたのは、スティーブ・ジョブズ氏の追悼式典からも垣間見ることができます。

“彼(スティーブ・ジョブズ)は最後の日までアップルについて考えていました。

そして、「スティーブならどのように行動した?と問うな」というアドバイスを最後にくれました。

「正しいと判断したことを、ただ遂行しろ」と。

ウォルト・ディズニーが亡くなったあとに誰もが「ウォルトなら何を望んだ?」と考えるようになってディズニーが麻痺したことを挙げ、アップルが同じ状況に陥らないように望んでいました。”

出典:『日本語字幕』スティーブ・ジョブズ追悼式典 ティム・クック より


クック氏の知行合一が、アップル株ひいてはアップル株が主力構成銘柄であるS&P500指数やナスダック指数、そして2015年からはダウ平均のパフォーマンスを押し上げてくれました。

ありがとうティム!

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