
今週も色々とありましたが結果的には順調な週となりましたね。
ダウ平均は1.0%の上昇でしたが、S&P500指数は1.5%高の4509.37、ナスダック総合株価指数は2.8%高の1万5129.50と、それぞれ4500と1万5000の節目を超え両指数とも史上最高値を更新しました。
またラッセル2000指数は5.1%高と、久々に小型株爆益のらしさが戻ってきました。
それでは今週の週間報告です。

全体で45.19%のプラスです。
先週末時点では、708,708円、42.94%のプラスでしたので増えました。
(先週比:+37,208円)
金曜のNY時間での記録更新のため、最高値更新とはなりませんでしたが順調さを保っております。
市場の好調さとは裏腹に、これだけ超低金利時代が続くと厳しくなるのは金融機関で、かなり際どい案件まで手を広げなければ本業が立ち行かなくなるほど逼迫しております。
SBI傘下のソーシャルレンディング企業は、次世代エネルギー系企業の破綻に巻き込まれ廃業が決まりましたが、この企業への融資はソーシャルレンディングだけではなく、地銀や信用金庫からも融資されておりました。
新しい価値創造のためにはそれ相応のリスクを引き受けなくてはなりませんが、その時に力になってくれるのが金融機関です。
超低金利時代の企業経営においては、身の丈に見合った金融機関以外からも融資を引き出しやすい環境が整っております。
投資家目線だと、どうしても金利差や運用利回りで回収の目処が立つのであれば融資を引き出す方向に向かいがちですが、残念ながら今の株高は如何わしい企業にまでもしっかりと恩恵が行き届いてしまっております。
純粋な融資にとどまらず、レバレッジやオルタナティブ系の金融商品の中には低金利を前提に多少無理をした設計の商品も含まれております。
人は思いがけないところで知らぬ間にテコの原理を活用していたり、詐欺にニアミスしていたりするものです。
たとえ自分自身が堅実なスタイルであったとしても、他人の無茶が危機の際は容赦無く降りかかって来ることは忘れないようにしましょう。