米国株一強時代のアウトパフォーム戦略

2021/08/24

投資


日経平均はまだ3万円台に戻せていない状態ですが、円建てのS&P500指数は最高値を更新していたようです。

日本株は出遅れている銘柄も多くある一方で、元気な企業は連日の最高値を更新しているため、しっかりと銘柄選定できていれば結果は出ているはずです。

とはいえこれだけ強いと、逆張り戦略が難しいためタイミングを逸している投資家も多いかと思いますが、そういう時に出てくるのが暴落の予想とその際の集中投資による皮算用系の計算です。

こういった予想をしているうちはなかなか美味しいチャンスというのは巡ってこないことが多く、結果的にはエクスポージャーを高めにしておく方が報われる可能性が高いです。

結局行き着く先はフルインベストメントといった感じになるのだと思います。

ここから先は(米国以外の国の銘柄等で)銘柄選定やトレードによって差をつけたり、レバレッジをかけたりオルタナティブ投資でアウトパフォームを狙うことになるのだと思いますが、いずれのスタイルにおいても投資センスや瞬発力、あるいは忍耐力が必要になって来ます。

自分自身の適性に合った投資にたどり着ければ良いですが、もし適性がわからなかったり能力等に不安がある場合は、一番オススメしたいのが待つ戦略です。

ある程度リスク資産に資産を配分していることが前提になりますが、好調な時にリスク資産への投資を減らし、備えておくのです。

投資先が好調であれば、給与等の収入が入ったところで資産全体に置けるキャッシュポジションの割合が低下していきます。

そういった時にフルインベストメントしたい衝動を抑えてチャンスを待つのです。

もっともフルインベストできていない分、全体の資産のパフォーマンスは一時的に低下するのですが、本当はこの場面でキャッシュポジションが欲しかったと思えるタイミングでキャッシュがあるとないとでは、精神面の余裕が違います。(ちゃんと暴落は買いができることが前提ですが)

もちろん納得できる投資先に全力投球できているのであれば、それ以上に望ましい投資はない訳ですから、あくまでこれは打つ手がないときの次善策です。

S&P500指数やナスダック100指数【QQQ】をベンチマークとしてパフォーマンスを競うのはなかなか大変ですが、決してアウトパフォームできない訳ではありません。

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