911から20年と米国株ブーム

2021/09/11

投資


あれから20年経つのかという思いと、20年も経つと様々な変化も感じる一方で変わらないものもあることを実感しますね。

ドットコムバブル崩壊とアメリカ同時多発テロ事件の影響で、当時の米国市場は相当悲惨な状況だったことを思うと、今の米国株ブームは真逆の現象と考えて良いと思います。

その後リーマン・ショックが来ますので、相場の世界は甘く無いなと感じる一方、ブームから程遠い時に取るポジションほど美味しいものはないということも非常に説得力がありますね。

本日の出典元の記事は、山崎元氏の世界分散投資のススメといった内容でS&P500指数よりも【VT】を推奨しておりました。

山崎氏がバンガード社の関係者から米国で【VT】が流行らない事情を聞いておりますが、IFAの仕事がなくなるからというのも一理ある一方で、単純にここ最近はS&P500指数よりも成果が出なかったからというのも要因だと思われます。

当ブログもインデックス系の商品をオススメしますが、いわゆる一般的なインデックス投資家とは投資論拠や目的も全然異なりますので、あまり世界株には言及しません。
バフェット氏の遺言は、金融関係者に議論の余地を与えつつもしっかりと結果を残しております。心の狭い本日の出典元のようなコラムとは異なり金融業界全体の雇用のことも視野に入れ文章を作り込んであるのです。

この辺りが伝説の投資家と一介の経済評論家との違いなのでしょう。

金融関係者なら単にバフェット氏やボーグル氏の功績を讃えるのではく、超える気持ちで仕事に向き合ってもらいたいものです。

結局日本人に足りないのはそういったところなのだと思います。

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