
投信からETFへの流れは特に米国で顕著ではありますが、最近はパッシブETFよりもアクティブETFの新規上場の方が勢いがあるようです。
過去数年間はパッシブETFの新規上場本数の方が多かったのですが、コロナショックの2020年を機にアクティブETFの新規上場本数が逆転しました。
パッシブETFの商品ラインナップが充実しネタ切れしてきたということもあるのかもしれませんが、コロナで下がった発射台を活用して躍進したアクティブファンドも多く、最近は投信や私募ファンドではなくETF化が一つの流行りなのかもしれません。
アクティブETFの場合は個別株と同様にその選別がより重要になります。
自分自身で個別株やパッシブ系の商品を活用しポートフォリオを構築するよりも手数料的には割高になるため、その分より高いアルファを求められます。
偶然、若かりし頃のバフェット氏のような逸材や、昨年のアーク社のようなファンドに出会える可能性もある一方で、パッシブ運用に比べるとファンドの選定や投資タイミングがより重要になってきます。
また、アクティブファンドは規模が大きくなりすぎると投資できる対象先が絞られ、身動きが取りづらくなるというジレンマに直面します。
個人的には大規模なファンドが手を出せない中小型株などは、しっかりと銘柄選定できれば個人投資家でもアウトパフォームを狙いやすいのではないかと感じておりますが、そういった戦略を取る際に参考になるのは、こういったアクティブETFの中にヒントが隠されているかもしれません。