
米国がレイバー・デーでNY時間が休場となる中、隙を突くかの如く東京時間はTOPIXがバブル以来の最高値を更新するなど、先週から続く選挙相場の独歩高を継続させております。
日経平均の定期入れ替えの発表もあり、長年採用が待ち望まれていたキーエンス、村田製作所、任天堂が揃って採用となり、相変わらずの歪さは残るものの、国内を代表する指数としての面目を取り繕おうという気概を感じました。
選挙相場は外国人投資家が主導しているというニュアンスの報道を耳にすることもあるかと思いますが、そもそも外国人投資家とは何なのでしょうか。
日本人投資家にとっては得体の知れない未確認飛行物体のような存在なのでしょうか。
ざっくりと言ってしまえば日本人投資家以外の参加者は宇宙人等も含めて外国人投資家にカウントされます。
世界のマーケットの参加者数を考えてみるとわかると思いますが、日本人とそれ以外に分ければ当然日本人は少数派となります。
これは他国でも同様で、米国株投資をしている米国籍以外の読者の皆様は、米国市場では米国人からしてみれば外国人投資家なのです。
つまり外国人投資家はあなたです。
さらに投信やETFのような商品を通じて投資をすると、お金の出どころが匿名化されるため、余計得体の知れないものになります。
もちろん機関投資家がマーケットに与える影響の方が圧倒的に大きいのは間違いありませんが、個人投資家も束になればそれなりのプレゼンスを発揮します。
よく分からない謎の勢力によって市場は操作されているのではないかと感じているそこのあなた!投資先を完全に理解した上で投資を行えていなければ、謎の勢力に加担しているのはご自身の投資資金かも知れません。
投資における陰謀論の正体は、よく分からないけど投資してなんとなく儲かっている参加者自身です。