円安は望まれたものではなかったのか

2021/10/15

投資


円安が進行していますね。

為替の世界は米ドルを中心に動いているのは言わずもがなですし、日銀や日本政府の政策よりもFRBや米国の影響を大きく受ける宿命です。

為替も所詮は価値を相対的に把握するための数値に過ぎないのかもしれませんが、実際に増えたか減ったかはその数値によって把握することになるため、資産の見かけの増減に大きく作用します。

リーマンショック後はアベノミクス到来までドル円が1ドル=100円超えることがないのが当たり前の環境でしたので、どうしても過去のアンカーリングの影響か不況になると強烈な円高に悩まされるのではないかという心配をしてしまいますが、今は逆の方向に動いているように感じます。

以前に比べると相対的に日本の国力が落ちたということもあるのだと思いますが、円安になっても輸出で稼げなくなったということで円は買われなくなったのかもしれません。

特段変わった投資をしていない割には資産の増え方がすごく順調に感じるのは、為替による見せかけの部分もあるのは間違いありません。

国力は自国通貨の強さという考え方もありますが、個人的には自国にとって有利に強弱を操れるのが本当の為替強国ではないかと考えております。

今の日本の為替は単なる漁夫の利に過ぎないのか、それとも資本主義国家として深化を遂げているのか観察を続ける必要がありそうです。

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