ビットコイン先物ETFの影響は

2021/10/16

ETF


ビットコインが大きく値上がりしているようですが、米証券取引委員会(SEC)のETF承認に大きな動きがあったとのことです。

以前にもCMEのプラットフォーム上で取引されているビットコイン先物による商品が望ましいとゲンスラー委員長が発言したことを取り上げましたが、実際にその通りの展開となりました。

彼が誘導している方向への読みが間違っていなければ、狙い撃ちしようとしているのは「ドル」など法定通貨や「金(ゴールド)」などコモディティにペッグ(固定、連動)するよう設計されている「ステーブルコイン」です。
金融機関にとって脅威になっている暗号資産を通じて利ざやを稼ぐシャドーバンキングを先に潰しに行きたいということでしょう。

暗号資産に関して、当ブログは投資家目線ではなく中央銀行や政府寄りの見解に沿ってしまっておりますが、高いボラティリティーによって大きな利益を得られる方も一定数いらっしゃる一方で、確実にそれを絡め取りに行こうという勢力が存在しております。

ビットコインのような一般的な仮想通貨とそこから分派し切り離されたステーブルコインは別物という立場の方もいらっしゃるかもしれませんが、外野から見ればどちらも暗号資産です。

ETF投信雑記のネタとして今後も取り上げて行くことになると思いますが、当ブログで推奨することはありません。

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