
厳しい時代に限って、いや厳しい時代だからこそ藁にも縋る思いで資産を形成しようとする人に対して擦り寄って来るのは、詐欺まがいの商法です。
いつの時代においても投資に対する拒否感や怪しさを払拭することができないのは、こういった輩を排除することができないからだと思います。
そして残念ながら、不確実性に賭ける以上はこういった紛い物と明確に区別することが難しいのが投資の世界なのです。
100年後インデックス投資はポンジ・スキームのようなネズミ講にカウントされているかもしれませんし、ビットコインが上がり続けるのはバブル期の東京23区の土地は有限だから米国全土よりも高くなるのと同じ帰結で必然なのかもしれません。
今確立されているものは、もしかすると天動説の前提で語られているかもしれないということを常に意識しておく必要があります。
ある日、地動説が通説になると今までは正しかったとされていたものが急に偽物となり、逆に嘘や不正だと考えられていたものが急に市民権を得ることもあるのです。
まぁ実際にそういったことはなかなか起こらないのですが、投資や商売の世界では手法が正しいかどうかはしっかりと金額で現れます。
一時的な増減は必ずあるかと思いますが、結果が伴う手法にたどり着けることが重要です。
結果が伴わなければ詐欺扱いされても仕方がないのが金融の世界の厳しさです。