なかなかデフレから脱却できていないとされる日本とは異なり、米国では物価上昇が具体的な脅威となっております。
そんな中で米金融当局はインフレ加速は一時的要因によるものとしておりますが、市場のインフレ懸念を反映し名前に「インフレ」と入った安易な名称のETFへの資金流入が継続しているそうです。
名前が強そうな銘柄に投資するという手法は、実践されている方もいらっしゃる仮説ですが、米国では安易な名前のETFへの投資が流行っているのは、おそらく債券が冴えないが故の新たな守りのスタイルといったところでしょうか。
長らく、難しいことをするよりも安易な手法の方が結果的に大きいリターンを享受できる相場が続いてきました。
今後もそういった市場環境が続くとは限りませんが、市場に警戒感が残る限りは意外と相場は堅調に推移したりするものです。
ETFも素晴らしい商品が稀に登場しますが、昔の投資信託業界と同様にいずれは9割以上がゴミとなる運命の世界です。
永遠の繁栄は存在しないように、商品の特性を知った上で付き合って行くのが賢明です。