ここ最近の株高の恩恵を受けて資産のYHを更新し続けている投資家の方も多いのではないでしょうか。
素直に喜ぶべき部分もありますが、世界最大級のヘッジファンドを率いるレイ・ダリオ氏には別の景色が見えているようです。
彼の主張する「現金はゴミ」が進行して行くと、インフレ率は大幅に上昇し見た目の資産は増えていても実質的な富は減少して行くことになります。
購買力の低下がもたらす弊害は非常に深刻で、個人であろうと組織、国家あるいは帝国であったとしても失敗を免れることはできなかったとダリオ氏は主張しております。
よく見かける長期投資の平均リターンというのは、インフレを加味しているかどうかというのも重要です。
日本でも昔は1円は非常に大金でしたが、敗戦を経て現金がゴミと化し現代の日本では1円ではうまい棒も買えません。(ブログのアドセンス的には1円でもありがたいですが笑)
お金はあるに越したことはありませんが、投資以外にもインフレに負けないより良い使い方ができるかどうかが、本当のマネーリテラシーの見せ所かもしれません。