当ブログもよく取り上げる「現金はゴミ」ネタですが、最近の為替も考慮すると日本円はかなりゴミ化しているようです。
一般的な為替レートの比較でも特にドル円は円安が進んでいるように感じますが、日本円の実質実効為替レートも大幅に低下しており、出典元の記事によると50年ぶりの低水準に接近しているそうです。
もちろん、新興国通貨なども比較対象にしてしまえば、ガチでデフォルトを引き起こしたり、政府主導でゴミ化させている国もありますので何とも言えませんが、議論の対象になり得る通貨の中では一番ゴミといったところでしょうか。
確かに大して国民が潤っていないのに金融所得課税を引き上げようとしたり、通貨安を活用しきれない産業構造に変化して来てしまった日本という国の通貨は、かつて程の魅力はなくなってしまっているのかもしれません。
これをピンチと捉えるのかチャンスとして生かせるかは今後の対応次第ですが、どちらに向かうにせよ通貨にすがってはいけないということだと思います。
確かに生活を支える貯蓄は美徳だと思いますが、投資を蔑ろにして現金を溜め込む老害はインフレに苦しめば良いがしないでもありません。
とはいえ投資は自分の資産形成だけではなく他者のためにもなる行為です。
寛大な心で人の分も投資する気持ちでお金を投じましょう。