かつてGoogleの企業行動規範にDon't Be Evil(邪悪になるな)が使われていたように、広告ビジネスは悪魔的な儲かり方をするため自らを律することが求められました。
日本でも過労自殺者事件が起きて以降、電通の「鬼十則」は影を潜めましたが、広告産業は割と仕事へのコミットがしっかりと成果として出やすいのだと思います。
ブログやYouTubeのアドセンスなんかも、それなりにちゃんと取り組めばしっかりと結果が出るようにできておりますが、クリエイターに入る収益以上にしっかりと胴元は利益を確保しております。
フェイスブックはそれを過剰にやり過ぎてしまいました。(それほどに広告は当たると儲かる!)
社内でハレーションを起こすほどに利益優先主義に傾倒してしまい、内部通報者が多発しました。
メタ・プラットフォームズへの社名変更を決断しなければならないほどに一部の関係者にとっては悪い名前となってしまいました。
もちろん名称変更は次への新たな一歩なのだと思いますが、フェイスブックはそれほどに濡れ手に粟の環境を構築していたということです。
それでも時価総額レースではGAFAMの末席としてテスラに抜き去られようとしております。
日本国内であれば他を圧倒できる広告産業を牛耳れる程の企業なのは間違いありませんが、米国での競争の熾烈さを感じます。