世界が遠い時価総額1兆円以上の日本企業

2021/12/24

投資


何も時価総額だけが企業の尺度ではありませんが、停滞する日本経済を考える上ではこの問題は避けては通れません。

時価総額1兆円以上の日本企業は、昨年末と比べると7社増え145社と年末時点では過去最多を記録したそうですが、顔ぶれは新興企業も見かける一方で古い顔ぶれの入れ替わりが目立ちます。

1兆円というと結構な規模のようにも感じますが、GAFAの時価総額争いは半年前くらいに2兆ドルを争っていたかと思いますので、日本の大手企業はもはや米国の上場前の巨大ユニコーン企業(デカコーン)にすら届いていないようです。

とはいえ、多くの日本の就活生は新たに1兆円クラブに加入した企業よりも、脱落したような伝統ある日本企業の方を好む傾向があります。

投資先と勤務先では選ぶ尺度(会社の人材への投資の部分や給与・福利厚生等)が異なるのもわかりますが、古い企業に依存するのではなく新しい価値にも目を向けなくてはなりません。

まぁそれが出来ていれば今の日本の閉塞感や停滞というのも、そこまで酷くはなかったのかもしれませんが...

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