有意な差がついた日米株価指数

2021/12/30

投資


NY時間は年末ギリギリまで取引がありますが、日本では本日が大納会でしたね。

年間ベースで日経平均は5%弱の上昇と、インフレ率まで配慮した株式の理論期待値を狙いに行ったような数値となりましたが、諸外国の主要株価指数と比べると物足りなさを感じる結果となりました。

特に好調だった米国市場の主要指数であるS&P500指数の連動商品と、同じ通貨建(円建)で比較すると、かなりの差が付きました。

一部ではバブルを懸念する声も聞かれますし、当ブログもバブル論者ですが、日米の株価指数でこれだけ引き離されるのは久々な感じではないでしょうか。

今年の米国株価指数はアベノミクス初期の2013年並みのリターンに迫る勢いでしたが、あの当時はS&P500指数よりも日経平均の方が高パフォーマンスでした。

日本がダメダメすぎるのか、米国の一部の銘柄がバブっているのか、その真相は月日が経って振り返らなければわかりませんが、新春に新版の発売を控えた『敗者のゲーム[原著第8版]』を引用している出典元記事の元機関投資家の方が指摘するように、資産形成期の方はともかく(というかむしろチャンスです)取り崩し期や終活に差し掛かっている方は、時期の選択を迫られる可能性が出てくるのかもしれません。

日本人投資家に今の米国株が強く見えるのは、為替の影響も大きい気がします。

老後はトルコでのリタイア生活を夢見ている方は、トルコリラのスリリングな動きのお陰で退屈しない毎日を過ごせそうです。

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