
もはや定番とも言えるこの議論ではありますが、下落相場だと響きやすい内容かもしれません。
名著の中ではプロのテニスプレーヤーのゲームの例えになっておりますが、冬季五輪が開催中の今であればカーリングの試合を眺めてみると良いのではないでしょうか。
予選を勝ち抜いて来たトッププレーヤーたちが集う大会でも、ストーンやリンクの氷の状態一つで動きは大きく変わり、選手のメンタル面や対戦相手との駆け引きでもミスは誘発されます。
プロでもミスをする環境で、いかに負けない勝負をするかというのは、無理とは言わないもののなかなか大変な世界です。
株式指数をベンチマークとしている方は、今年は年初から下落傾向にあるためアウトパフォームは難しくないかもしれませんが、この環境で空売り等を駆使して大きく利益を上げている方とは差をつけられてしまっているかもしれません。
アクティブファンドにとどまらず、アクティブに投資する方はこういった局面でも有意な差をつけているのだと思われますが、継続してアウトパフォームすることの難しさを痛感しますね。
それでもチャレンジを続ける投資家がいるからこそ市場は機能するのです。