米国株から世界株への商業的誘導

2022/02/17

投資


当ブログは米株村所属ですので米国にバイアスをかけていることもありますが、「世界」という言葉を英語文献から用いる場合気をつけなければならないことがあります。

日本人が思い浮かべる「世界」は、米国や英国、フランス、中国、ロシア…といった国連のような様々な国のことだと思われますが、米国人の思い浮かべる「世界」とは50州とその他です。

国際感覚の優れた米国人ももちろんいらっしゃいますが、米国で教育を受けると割とガチで愛国主義感あふれた上記のイメージで世界を捉えております。

英国人も自国の歴史でアヘン戦争を教えませんので、戦勝国というものはそういうものなのでしょう。

「世界株」の響きは良いですが、本当に良い企業は国籍は関係ないというのが多くの投資家の本音ではないでしょうか。

世界分散は正しい方向だと思いますが、どうしても「世界株」は金融屋の商売の香りが強くて個人的にはあまり好きではありません。

ガチで世界を目指す場合は金融機関の提供するパッケージはかなり歪んでいるので、自分自身で組み直した方が良いです。※個人の感想です(米国のインデックスも結果としてハイテク偏重なので他のことを言えませんが)

全ての国の株価指数が右肩上がりではないのには理由があります。

また、全ての国がこれからも資本主義社会や市場経済を維持できるとは限りません。

もちろん米国がこれからも市場経済の中心地であり続ける保証もありませんが...

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