アマゾン【AMZN】の決算の行方もさることながら、当ブログではお馴染みのベゾス氏やアマゾンの企業カルチャーネタです。
基本的には『Invent & Wander』の紹介記事から拾ってきているため、有名な逸話や既にお読みになってご存知の方も多いかと思われますが、勝手な解釈を加筆できるのが、当ブログのような悪ノリブログの特権でもあります。
今回は、アマゾンの人材採用や企業買収の際の買収先の創業者を判断する時にベゾス氏が基準としていた「その人が使命を持った伝道者か、金目当ての傭兵かを見極めようとしていた」というお話です。
これは投資スタイルにもそのまま当てはまるところがあり、傭兵タイプは冷静な判断や銘柄選定・トレードセンス等で資産を築き上げて行くタイプで、伝道者タイプは頑なに銘柄を保有し離さずに応援し資産を形成するタイプと言い換えても良いでしょう。
どちらのタイプでも資産は形成でき、一見すると能力の高そうな傭兵タイプの方が凄腕の投資家にみえますが、ベゾス氏の指摘の通り、矛盾するようにみえてもより多くのお金を稼ぐようになるのは伝道者タイプなのです。
転職市場を上手く活用して賢くキャリアを形成していくタイプや企業売却を繰り返す連続起業家のような方も、今の日本社会では非常に求められておりますが、意外と大成するのは残存者利益を享受する生え抜きタイプだったり、頑なに企業売却をしない創業者社長だったりするのです。
どちらが良いという訳ではなく、アマゾンでは後者のようなタイプが求められていたというだけに過ぎません。
ただ当ブログの読者の方には、そつなく人生をこなして行くのではなく何か強い使命感を持った伝道者的な人生を過ごして欲しいと勝手に願っております。
一筋縄では行かない人生の息抜きとして当ブログは存在しているのですから。