米中の狭間としてのロシアのウクライナ侵攻

2022/03/23

投資


ゼレンスキー大統領の国会演説の評価は各人に委ねるとして、日本のように立場が明確な国ばかりではないというのが国際社会の現実です。

G7のメンバーは立場が一致しているものの、G20まで広げるとロシアや中国がいるのはもちろんのこと、米中露それぞれとつながりの深い国々は自国の国益の観点から中立的な姿勢を維持している国も多く存在します。

もちろん和平へ向けての交渉も大切ですが、戦争という現実を前に曖昧な戦略を取り続けることが困難になる瞬間が訪れます。

その時どちらの体制に組するのかによって運命も大きく変わっていくことになるでしょう。

第三の道を模索しても、戦時下では双方から制裁や攻撃が飛んできます。

投資においてもときには曖昧な戦略が功を奏することもあるのかもしれませんが、大抵の場合は自らの投資スタンスやポジションを明確にすることが求められます。

たらればを語ったところで利益は現実のものとはなりませんし、しょっちゅうポジションに対する見解が変わっているようでは、トレーダーとしては大成する可能性はあるかもしれませんが、長期の複利の恩恵を受ける側に回る難易度は高くなる一方です。

恐らく本当に良い投資は多くを語る必要がないのでしょう。

言い訳ではなく行動し結果が伴えば、信頼が生まれます。

国際政治も投資も根幹の部分は共通なのかもしれません。

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