東証改革ネタだった説

2022/04/12

 

先週の4日から切り替わった東京証券取引所の市場再編ですが、東証が新たに設けたプライム市場指数、スタンダード市場指数、グロース市場指数の三指数はリアルタイムでの値動きは配信していないそうです。


日経平均やTOPIX等の既存指数への配慮かと思われますが、いったい何のための改革だったのでしょうか。


「バッチ」型の指数で、取引時間中のリアルタイムでの値動きを出さないのは、投資信託やバイアンドホールドを前提とした長期投資においては確かに支障は無いのですが、それで市場は果たして活性化するのでしょうか。


ある種昔のバンガード社の理想に突き進もうとしたのかもしれませんが、指数は利用され定着しなければ廃れて行くのみです。


指数同士も競争があってこそ磨かれて行くのであって、ポンコツ指数が安泰であってはいけませんが、さすがに指数先物すら組成できなけれれば当て馬にすらなりません。


ぬるま湯ここに極まれりといったところでしょう。これからも生温かく見守って行きましょう。

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