世の中の全ての事象がプラスサムになっていれば争いごとは起きないのかもしれませんが、残念ながら現実はゼロサムどころかマイナスへの削り合いが行われているのが常日頃です。
ビットコイン等の暗号資産のような金融業界の新興勢力に傾倒する方にとっては、既存の金融関係者の長老支配を打破しなければならないという強い気概があるようです。
ピーター・ティール氏はビットコイン関連のイベントの基調講演にて、バフェット氏をビットコインの最大の敵と非難しました。
またJPモルガンのジェイミー・ダイモン氏やブラックロックのラリー・フィンク氏らも金融における長老支配の象徴として名指しで批判しました。
金融屋やハッタリ起業家界隈の連中はどれもアレなので、ティール氏もバフェット氏もまぁ似たようなものですが、より普通の個人投資家に利益が還元されるのであれば、もっと削りあって欲しいと思います。
当ブログは金融屋も暗号資産もどちらも叩きますが、本物の技術革新はどちらの側の論者にも有無を言わせない程の力強さがあるものです。
原子力発電にもなれば広島や長崎に落とすこともできるように、良い方向にも悪い方向にも突き抜けていくのが本物なのかもしれません。
