資本主義社会においては、株式が数あるアセットクラスの中で一番優位にできているとされておりますが、優れているというよりも消去法的に最善の選択肢というニュアンスの方が好まれているようです。
実際に株式は暴落も起こり得ますし、投資判断を誤れば何もしていないよりも資産をすり減らす可能性があります。
それでは預貯金信仰が強い国や市民が豊かかと問われると、ある程度までは豊かになれたのかもしれませんが、投資をする国家や他国の個人投資家との競争に間接的に晒されることで、相対的に貧しくなっていきます。
リスク資産とは呼ばれるものの、無リスク資産への過剰信仰の方がリスクになっている時代に、分散を避ける行動は賢明ではありません。
特にこだわりがないのであれば、次善の策が最善策です。