なし崩しの岸田政権「資産所得倍増プラン」

2022/06/12

 

就任時に「格差是正と分配」を掲げた途端、早々に岸田ショックの洗礼を市場から受け、日和った岸田首相は「令和版所得倍増」を「資産所得倍増プラン」へ変えていきました。


タブラ・ラーサだった「新しい資本主義」が一体何なのかの検討もだいぶ進んできたようです。


出典元の記事によると、当初とは真逆の方向に進んでいるとしておりますが、果たして本当にそうなのでしょうか。


元々方向性なんてものがあったのでしょうか。


適当な言葉を意味もなく並べ、時流に合わせ変節して行くいつもの流れでは?


そもそも貯蓄偏重の日本の家計の資産運用が不合理な形態になったのは、バブルの後遺症と投資家のリスクに対してリターンを出すことができなかった日本の株式市場に原因があったのではないでしょうか。


成長率を高めることが先なのか、個人の株式投資を増やすことが先なのか、これは鶏と卵どちらが先かの議論になりかねません。


因果関係的には出典元の記事の通りにも見えますが、企業の成長の為の原資は投資なのです。


変化は起こるのを待つのではなく、自ら創り出すくらいの気概があった方が良いのかもしれません。

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