やはり行き着く先は学力ではなくコミュ力なのでしょうか。
日銀の黒田総裁が市場との対話で正念場を向かえております。
先日、「家計は値上げ許容」という発言が炎上し、軌道修正を迫られましたが、失言が即影響を持つもの中央銀行総裁の辛さでもあります。
舵取りを誤れば多くの国民を路頭に迷わせるだけの力がありますので、仕方ない部分もあるものの、発言の内容如何によってFXトレーダーのみならず、多くの投資家の生殺与奪の権を握れるのです。
イングランド銀行とソロスの例を出すまでもなく、中央銀行は市場との対話を間違えれば、海千山千の連中に寝首を搔かれます。
そもそも主要国の中央銀行総裁クラスになると、学力や世渡りの上手さは既に行くところまで行っておりますので、あとは如何に市場を往なすことができるユーモアやウィットを持ち合わせているかです。
日本企業が就活でコミュ力を重視するのは、意外と理にかなった採用手法なのかもしれません。