テスラの成長とマスク氏周囲の犠牲

2022/06/21

 

人にはそれぞれの幸せの形があり、どのような人生を望むかは異なるため他人がとやかく口を出す話ではないかもしれません。


テスラの劇的な成長には、家庭生活や従業員の安定した雇用よりもドラスティックなリストラ策が必要だったのは紛れもない事実であり、それによってマスク氏は瞬間風速的に世界一の富豪になったのでしょうし、個人資産だけで同業のトヨタ以上の時価総額を手に入れたのだと思います。


もちろん、到達したからこそ見える風景というものもありますので、それを語るのは手に入れたものにしかできない特権です。


その一方で多大なる犠牲や失ったものも数多くあったのは、想像に難くありません。


そう言った話は、否が応でも聞こえてきてしまうものですが、その時の率直な感想が投資家個々人の人生観を反映している気がします。


競争や資産の最大化を求めるのか、円満な家庭や周囲の安定した雇用環境が重要なのか、或いは人とは異なる道を進むことに価値を見出すのか。


たとえ「これは無いな」ということを避ける消去法的なスタイルであったとしても、よりマシな人生を選び取るのには非常に重要な感想ではないでしょうか。

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