投資や経営者を支える訴訟制度

2022/07/11

 

南アフリカ出身のマスク氏がアメリカンドリームを掴んだ原動力は、資源が豊かで人口流入が続く米国という土地柄ももちろんあると思いますが、年月をかけて経営や投資に適した制度を築いて来たという歴史も重要な要素です。


カネの力で動かしている部分も多分にあるかと思われますが、名誉毀損や株主訴訟であってもしっかりと経営者や投資家が合理的な金銭処理ができるところに起業・出資どちらにもチャンスがあるのだと思います(もちろん全てではありませんが)


日本もある時期までは結果の出る環境を築けたのだと思いますが、その後の世界の潮流や変化に対応できなくなって来た感があるのは否めません。


全てを変える必要はありませんし、その国ならではの制度設計というものも重要です。


ただ、変化を拒み変われなければ生き残れないのは自然の摂理です。


訴訟社会を望んでいるわけではありませんが、最低限の求償が果たせないのであれば、投資家や起業家がせっかく取ったリスクは報われないのではないでしょうか。

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