積立も一括もポジショントーク

2022/07/02

 

積立投資も一括投資もどちらも有効な手法ですが、どちらが優れているかと問われれば、市場の状況や投資対象先次第でケースバイケースですので、指摘できるのは一般論にとどまることが常です。


投信のようなファンドを運用している立場であれば継続的な購入を意識し積立投資やタイミングを計らず購入することを勧めてきますし、逆に今すぐ数字や実績が欲しい立場であれば一括投資の有用性を説いてきます。


資産の総量と市場で運用できた期間が結果に大きく影響を与える世界ではありますが、2022年初にレバレッジ系ブル商品や暗号資産に全力一括投資して、今から投資を開始しようとする投資家に対して投資期間の長さのアドバンテージを語れるかと問われると難しいでしょう。


かといって出典元の記事のように、投資信託の場合はフェアバリューを計算できないから一括ではなく積立みたいな話もちょっとおかしな話なわけです。


全体のフェアバリューを算出するのは確かに非常に困難ですが、リーマンショックやコロナショックみたいな下落局面は絶好の買い場だったわけです。


運用会社もヘッジファンドもそれぞれの言い分がある以上、どちらが正しいかではなく自らの置かれた状況に見合った判断ができることが重要なのではないでしょうか。

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