テスラと楽観

2022/07/21

 

毀誉褒貶の激しいマスク氏やテスラ株への評価というのは、評価者によって大きく異なるというのが一般的ですが、数字による分析と市場の評価にはかなり開きがあるのではないかという指摘が出ております。


指数構成銘柄の中でも期待先行でかなり割高の部類とされている一方で、コロナショック後のラリーの際はこの銘柄を握れていたかどうかでプロ(主にトレーダー)は明暗を分けたといっても過言ではないため無視できない存在です。


時価総額も跳ね上がって以降は、S&P500指数やNASDAQの指数にも大きな影響を与えるようになり、見方によっては爆弾を抱えている感じもしないではありません。ただ、こういった銘柄が起爆剤となるケースもありますのでそこが投資の良さでもあり悪さでもあります。


好き嫌いは別にして結果を伴う投資をするためには、ときには賭けたくない投資先にも分散が必要なこともあるかと思います。


結果的には市場のエコシステムによって成るように成って行きますので、楽観的な見通しが報われることになるのですが、詐欺や不正(そもそも投資ではない対象)に対しては楽観は通用しません。


テスラ株も厳しい基準を潜り抜けてこその今があります。ただ、基準が存在してもエンロンは破綻し、リーマン・ブラザーズもトリプルAでしたが...

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