今年は「下げ相場」論者の盲点

2022/07/24

 

今後の見通し良くない局面において、むしろ真っ当な論調とも言える今年の弱気見通しは、市場関係者の見解としてはもっともな印象を与えます。


何が原因で起こるか分からない下振れリスク要因が山積する中、とりあえず弱気の論陣を張っておけば当たる確率は高いですし賭けとしても悪くはありません。


市場全体を意識しての発言であれば、それで良いのかもしれませんが、一部の企業は景況感に関係なく業績を伸ばしていきますので、全てが全てというわけではありません。


こういった相場環境では指数が仮に停滞しても一部の銘柄が輝きますので、インデックス系の商品は劣後した印象になりますが、ハズレを引くよりははるかにマシな結果となる可能性が高いです。


もちろんエコノミストの意見に影響される必要もありませんし、当ブログの見解も同様です。


大事なのは型通りに動くのか、それともそれを逸脱し自らの道を歩むのかを決断することです。


市場が低迷してもそれに付き合う必要はありません。ただ、オンオフしっかりと切り替える判断ができないタイプは市場に留まり続けた方が恩恵を受けやすいという、それだけの話なのです。


投資家も有識者も常に成長して行くかと言われると全くそんなことはなく、全盛期に比べ退化して行くケースも結構ある話です。


今現時点での鋭い考察や分析が、永遠のものではないことを知ることの方が重要です。

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