リセッションと消費格差を超えて

2022/07/29

 

定義上は景気後退(リセッション)に突入したところで、その影響を強く受けるのは低所得層が中心であって富裕層は何ら変わらない生活を送ることになります。


当ブログの読者層は資産形成期の方も多いため、切り詰めて生活をしている方もいらっしゃるかと思いますが、メルセデス・ベンツやルイ・ヴィトンを購入する代わりに車や高級ブランド品など些細な金額と思われるほどに株式等の金融商品に突っ込んでいるため、実態は富裕層側が多いでしょう。


電気代やガス代の値上げや、地味に高騰している食料品価格は気になるものの、かと言ってそれで生活の質が落ちるという方は皆無のはずです。


米国ほどの格差はないかもしれませんが、日本でも本当に困窮して苦しんでいる方はこのブログには到達していないでしょう。


米国には突出した富裕層がおり、そういった層が不況下においても消費を回してくれております。


残念ながら日本ではそういった層が多くないのと、わりかし日本人は消費が洗練されてしまっているため、米国のような歪みが生じていないのが現状です。


しかしながら、その現状が長期にわたり日本を低成長の国家にしてしまった可能性も否定はできません。


浪費を嫌うことは悪いことではありませんが、その結果として消費も投資も抑制されてしまった今があるのではないでしょうか。


無理にお金を使う必要はありませんが、不況の時こそ消費でも投資でも買い叩けるチャンスが到来します。


買い時はふとした瞬間に巡って来るかもしれません。

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