米国株式市場が戻している途中といった感じの状況の最中、日本では日経平均が一足先に年初来プラスを奪還しました。
もちろんドル建てで見ればそんなことは全くありませんし、円建てのS&P500指数(および連動商品)は年初来プラスどころか最高値更新を伺う気配ですので、為替に彩られた若干盛られた数字かもしれません。
それでも以前の下落局面であれば株価の下落と円高がセットで訪れていたため、ドル資産に投資する日本国内の投資家はキツめのドローダウンに晒されておりましたが、本当に時代が変わった感じがしますね。
アベノミクス以降で切り取れば、日本株も極めて優秀なパフォーマンスを叩き出してきました。
ただし、ドル建てで見るとまた違う光景が広がっていたりします。
自国のインデックスで安定した資産形成ができるようになるまで日本はまだまだ超えなければならない壁がいくつもありますが、少しずつマシになってきてはいると言うことでしょう。
日本株一本で勝負するのももちろん悪くありませんが、今はまだ米国に寄せるなり普通に世界分散しておけば良いと思います。
儲かる投資に国境は関係ありませんが、自国の産業発展はまた別のベクトルで投資が求められていたりします。