ウォール街のクソ文化

2022/08/17

 

情報の非対称性から生み出される利益というのは非常に大きいものがあります。


そしてそれを利用し巨額の富を手に入れてきた代表格がウォール街です。


出典元では通信アプリの「ワッツアップ」を悪者に仕立てておりますが、ブルームバーグのターミナルのチャット機能が担っていた役割はそれ以上に悪質なものではなかったでしょうか。


高額なブルームバーグの端末が割り当てられるトレーダーや担当者はある種のステータスであった時代は、そのクローズドのサークルに参加できるか否かでトレード結果やアナリストとしての分析の成果が大きく変わりました。


もちろん現在ではシステムトレードやAIの台頭で環境が変わったと言われておりますが、未だに大きなディールの中には属人的な情報操作による収益というものが多数あることに変わりはありません。


その圧倒的な情報格差を含めて市場は成り立っており、こういった環境であっても表面上はフェアな戦いが求められております。


米証券取引委員会(SEC)や米商品先物取引委員会(CFTC)がいくら違法の取り締まりをしたとろで、金融市場はクソみたいなところではなく正真正銘のクソそのものであることに変わりはありません。


しかしながら人間が生きていく以上排泄物は出ますし、下水道やクソの汲み取り業者は必要なのです。


汚物にも価値がある。それが重要です。

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