バークレイズの調査によると、手数料の高いヘッジファンドの方が安いファンドよりも長期的に高いリターンを上げる傾向があったそうです。
本日の「おまいう案件」なのは間違いありませんが、逆にブラックロックやバンガードのような手数料が低い商品が売りの資産運用会社のレポートの多くは、パッシブ運用優位のデータが並びます。
どちらも商売ですので当たり前と言えば当たり前ですが、どちらが正しいのかと問われると、投資家の資金量と置かれている立場によって答えは変わります。
一般論で言えば資金量の多くない普通の投資家はインデックス投資が正解となりますが、これは誰にでも当てはまる訳ではありません。
金融業界でキャリアを積んできた方やトレードセンスがある方は自ら運用した方が良いケースがあるのはもちろんのこと、ある程度まとまった資産のある方はファミリーオフィスの活用などパッシブ運用だけに頼らない選択が可能になります。
カネがあるクライアントに対しては、投資銀行やヘッジファンドも頑張るのです(笑)
そういった伝手やコネ・ご縁に恵まれた方は、高い手数料に見合うだけのリターンを享受することができます。
インデックス系の商品は本当に優秀だと思いますが、あくまで自分の手で資産運用したいタイプの道具として優秀なのであって、かつてのバークシャーやマゼランファンドのようなところに資産を預けられれば、それはまた違う次元での投資経験をすることになります。
自前主義ではなく他人に任せる場合、人を見る目の方が重要になるため、場合によってはインデックス投資よりも難易度が高いかもしれませんが、自ら考え抜き託せる先が見つかれば、それは個人の運用では到達できないレベルの高リターンを享受できることになるかもしれません。