パニック相場来ず

2022/08/30

 

ドル建てですと結構な金額が吹っ飛んでいる今年の米国株式市場ですが、パニックのような展開とは程遠い状況のようです。


コロナショック以降の相場は、控え目に言ってもかなり上振れてきましたので、機関投資家も個人投資家も多少削られたところで大したダメージは無いということなのでしょうか。(最近参加したばかりの人はちょっと大変?)


本格的な下落がこれから到来するとしてもコロナショック相場とは異なり、下で拾う或いは売りで取りに行ける余裕がある層が多いようですので、探り合いが続いている感じもします。


盛り上がりに欠ける感じもしますが、本来市場はそんな退屈な期間が大半のはずで勝手に盛り上がっているのは市場参加者だけです。


もうご存命の方は殆どいらっしゃらないかと思いますが大恐慌経験者にとっては、コロナショックもリーマンショックもショックのうちに入らない出来事かもしれません。


不況しか知らない日本の若い世代はそれなりに悲惨で大変かもしれませんが、アウシュヴィッツ強制収容所のホロコースト体験と比べると霞むのと一緒です。


市場に健全な資産形成を望むのか、賭博場としてのスリルを望むのか、参加者の思いは人それぞれだと思います。


当ブログの読者層は相場にエンタメ路線を期待されている方が多いと思いますが、相対的な尺度では些細なことであったとしても、それを楽しめるかどうかは個人の力量です。

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