メタが社債発行デビュー

2022/08/05

 

メタがキャッシュフロー減少と株価下落を背景に100億ドル規模の社債を発行したそうです。


この起債がメタにとっての社債デビューとなったそうですが、逆に言えばフェイスブック時代は財務がピカピカで、債務を抱えていなかったということです。


元々広告業界は信用ならない業界ですので、無借金経営の伝統があり、日本でも博報堂や朝日新聞なんかは未だに無借金経営のはずですし、電通も上場前は無借金経営でした。


社債発行での資金調達は企業活動としては健全ですし、設備投資や自社株買い、買収・投資等様々なことに充てられ、株式のみでの資金調達よりも経営者側としては選択肢が増えます。


その一方で起債を喜ぶのは主に幹事の金融機関や格付け会社であって、投資家にとっては必ずしもフレンドリーではありません。


もちろんこれは一般論ですので、合理的な理由での起債を市場が好感することも全く無いわけではありません。


良い借金と悪い借金の違いは何なのか、その違いの分かる投資家にはネスカフェゴールドブレンドが似合いますが、違いの分からないお子ちゃま投資家もミロを飲めば解決です。

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