知識やスキルの陳腐化は人生において避けて通れない問題ですが、これは投資手法にも当てはまります。
一時期流行した手法はそのカラクリが解明されやがて通用しなくなることが多いですが、時代と共に形を変えて再びサイクルの波に乗って登場したりします。
「ダウの犬」なんかは通用する時期としない時期が交互に現れるのでその典型でしょう。
トレーダー界隈のシグナルなんかも流行り廃りが激しいため、ある瞬間から真逆の結果となるケースも多く、そういったトラップに天才的な引っかかり方をする層が「逆神」として崇められるのです。
もちろんインデックス投資も他の手法に比べれば平準化されてはおりますが、時代によってトレンドがあったりしますし、超長期的な視点で見ればインデックス投資自体が陳腐化してかなければ、市場という仕組み自体から新たな発想が生み出せていないということになり、あまり良いことではありません。
次の時代のスタンダードで投資できれば理想ですが、それは個々人が試行錯誤の中で見出さなければならないことです。
次善の策としてベンチマークは常に用意されております。それをただ単に擦るのも悪くはありませんが、陳腐化させないためには自らの知識や技術を更新して行く必要があるのです。
