規制の穴を突いて莫大な収益を手に入れるのが巨大IT企業のやり口ですが、当然規制当局は対応に迫られます。
といっても大抵の場合イケイケなビッグテックの方が何枚も上手なので、そう簡単には穴は塞がらないのですが、米国であれば伝家の宝刀である反トラスト法を発動させたり、規制当局側ではなく金融当局側のカードかもしれませんが利上げでイケイケな企業を締め上げることで壊滅させたりすることもできます。
大抵の企業は、そういった憂き目に遭って消え去って行くものですが、度重なる荒波を越えてGAFAMのような企業が台頭してくるのです。
逆に言えばあれほど期待されていたのにという企業もいつの間にか消え去っていることがあるのが経営の恐ろしさでもありますが、利上げでダメージを受けても再起出来ない企業はそれまでの企業だったと割り切る必要があります。
そうやってボロボロになったところで本当に伸びてくる企業こそが、次の金の卵の候補です。
そういった意味では、今年は非常に良い相場です。
円建てで資産評価をしている方は円安のおかげで気持ちそんなにダメージを受けていないかと思われますので、市場の新陳代謝の経過を観察しながら冷静に次の一手を打つことができます。
もっとも、特に動く必要のないポジションを確立できている方が理想的ですが。
