ゴールドマンのドル円の見通しはともかくとして、米国株をはじめとした海外資産に投資をする者にとって避けては通れない為替の話ではありますが、本当に今年は当たり年な感じがしますね。
もっとも株式投資家にとっては為替はノイズの要素でもあり、本源的な価値に対して投資が出来ているのであれば為替レートは見た目の誤差に過ぎないという見解でしょうし、実際にその通りでしょう。
しかしながら、ドル建てでも円建てでも構わないのですが、実際に投資成績を確認する際は〜ドルないし〜円みたいな形で資産を確認せざるを得ないのです。
温度のように日本で使われている摂氏温度(℃)でも、米国で使われている華氏温度(°F)でもない、絶対温度(K)のような存在が通貨の世界でも存在すればもっとわかりやすいのかもしれませんが、残念ながらそういったものは存在しません。
多くの方が通貨の相対的な強弱を感じるのは海外旅行の時、それも同じ訪問先に時間を置いて複数回訪問した時でしょう。
かつてはあれ程お買い得だったのに今はとてつもなく高騰している、逆も然りでとても昔は購入できなかったものが簡単に手に届くような水準まで落ちて来ている。
そういった体験は、海外旅行にとどまらず誰しもがどこかで経験するものです。
大きく為替が動き続けることは良いことではないかもしれませんが、人々に通貨というものの存在自体を考えさせる機会を与え続けてくれる存在というのは貴重です。
そういった流暢なことが言えるのは為替による被害を被っていない時だけかもしれませんが...