多少大げさなタイトルかもしれませんが、あながち嘘とは言い切れないのが今の日銀の現状ではないでしょうか。
基軸通貨たるドルやFRBないしFEDの影響力に比べれば低いと言わざるを得ないものの、決して世界におけるプレゼンスは無視できるものではなく、むしろアベノミクス以降は良くも悪くも特殊な立ち位置を確立したと言って良いでしょう。
お世辞抜きに日本の消費者は世界一のインフレファイターだったが故に、円高やデフレ不況に悩まされて来ましたが、それもとうとう過渡期のようです。
国力の低下と断言まではできませんが、相対的な競争力の低下や産業構造の転換の遅れによって、世界の物価および賃金上昇の波に飲み込まれ始めました。
賃金上昇の方は悪くない話なのですが、如何せん賃金を多く支払える業態への雇用の転換が進んでおらず、雇用の流動性も旧態依然なままです。
金融機関勤務の方や自動車関連産業の従事者の方は特に反省してください。あなたが原因です（ウソです）
冗談はさておき、「首相は解散と公定歩合については嘘をついても責任は問われない」というのは本当に的を射た定説で、その二つをうまく扱えるかどうか次第で国の行く末は変わるのです。
また逆イールドネタで恐縮ですが、今年は株価や指数のチャートよりもこちらの方が重要ですので、何度でも貼っておきます。
