金利の上昇の影響でレイ・ダリオ氏ですら使わなくなってしまった「現金はゴミ」ですが、確かに今は米ドルが強いのでその通りなのかもしれませんが、逆に日本円はより一層のゴミ化が進んでしまっているようです。
東日本大震災の年である2011年に、特殊要因はあれど1ドル=75円32銭をつけましたので、確かにあの頃と比べると円は半値のバーゲンセールのようにも見えます。
しかしながら出典元の論調に沿えばバーゲンセールではなく円の実質的な価値が下がっているが故の円安であり、詰まる所はゴミ化しているということです。
まぁ極端に煽っている部分もありますので真に受ける必要はありませんが、ただ通貨に依存することへの警鐘という意味においては非常に価値のある現象です。
通貨が安ければデノミをすれば解決するかというとそういうものではなく、苦境の企業の株式併合とあまり変わりがありません。
日本国内で生活をしている方は、食料品や日用品等の生活必需品の値上げで円の価値の低下を身を以て実感しているはずです。
資産を現金(特に日本円)だけで持つことの危険性を感じて他のアセットクラスに振り向けても、今年の株式は下落基調でしたので結果的には米ドル預金が正解みたいな感じになってしまっておりますが、ドルも今は強くとも所詮はキャッシュにすぎません。
肝心の米国内のインフレはさらに強烈なためキャッシュイズキングの恩恵を受けられていないのではないでしょうか。
一周回って「金は天下の回りもの」ですので、お金に困っていない当ブログの読者の皆様におかれましてはワイズスペンディングな浪費で経済を回してもらえればと思います。
特に買うものがない方は、せいぜい今の相場で更なるYHを目指して精進下さい。