オークツリーのハワード・マークス氏は、金利上昇とリセッションで大バーゲンが到来すると見込んでいるそうです。
同社の運用額は約22兆9000億円とのことですが、この規模ですと小手先のテクニックではパフォーマンスを改善できないのかもしれません。
野村アセットマネジメントや三菱UFJ国際投信の投信(ETF除く)の運用資産残高(純資産総額)が11兆円弱とのことですので、国内上位2社の投信の総額を足し合わせた金額より多いです。
こういう資産規模で運用をしていると、自らの動きで市場を動かすことができるというか、身動きを取ろうとすると市場に影響を与えざるを得ないと言った感じなのかもしれませんね。
実際に大バーゲンが来るかどうかはさておき、ハイイールドの領域を超えてディストレストなジャンクディールを張っている投資家はそこまで多くはないはずです。
プロが本当に尖ったリターンを得るためには、それ相応の危ない橋を渡らなければたどり着けないのです。
そういった制約のない個人投資家とは、なんて気楽な身分なのでしょうか。
小金で投資している方が、実は投資の楽しさという意味での恩恵は大きいのかもしれません。