元FRB議長のグリーンスパン氏もまだまだご健在のようですが、同氏のリポートによると利上げの有無にかかわらずドルには「追い風」が吹き続けるとのことです。
毀誉褒貶が激しいことで知られる方ではありますが、金利水準の誘導に関しては日本の金融当局も学ぶべきことがたくさんあることは間違いありません。
その一方でアイン・ランドの亡霊が付き纏うイメージが払拭できていないのもまた事実です。
ブラックマンデーからリーマン・ショックまで、彼なしで米国の金融市場を語ることはできません。
相場の予想に熱を入れるよりは、グリーンスパンの研究をした方が得るものも多い気がしますが、ほとんどの投資家にとっては過去の人になってしまっていると思います。
日本も利上げの局面を迎えたときに参考になるのは、パウエル氏ではなく一周回ってグリーンスパン氏かもしれません。
