燃料不足、大気汚染、民間ロケット

2022/12/11

 

ウクライナ難民を多く受け入れるポーランドでは、ロシアからの天然ガス供給が止まり公害の悪化が避けられない石炭のストーブで厳しい冬を越さなければならなくなっているそうです。


その一方で、西側先進諸国ではカーボンプライシングによって環境に悪いエネルギー資源に対して制裁を科そうとしております。


環境活動家のグレタさんにとっては、東欧の遅れた地域の国々の人々の生存権よりも地球環境が大切なことでしょう。


翻って日本では、月着陸船を搭載したロケットが民間企業で世界初の月面着陸を目指し飛び立ちました。


同じロケットでも、どこかの黒電話デブが乱発しているものとは性質が異なりますが、基礎となるなる技術は共通しております。


限りある資源と時間の中で何を成し遂げたいのか、もちろん特に何もせず無為に過ごすような贅沢な使い方もありますが、ふと考えさせられることがあります。


誰かの正義は、今を必死で生き延びようとしている誰かを否定し、誰かの夢はその夢の技術で大量殺戮を引き起こすこともあるのです。


それでも先に進まなければならない、人生とは所詮そんなものかもしれません。

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