特に設定を弄っていない社用のPCは当然にWindows端末で、株価や指数が表示されるウィジェットが設定されている。
市場を代表する銘柄としてアップル【AAPL】やマイクロソフト【MSFT】の騰落率が表示され画面の隅を彩る。
かつてIBMをビッグブラザーに見立てた業界の反逆児たちは、いつの間にか支配者側に回って久しい。
そして彼らは今、IT分野にとどまらず産業の根幹というか胴元ビジネスに手を伸ばしている。
自動車業界や取引所など、かつてSF作品がディストピアとして描いた世界を地で行く様相を呈している。
もちろんそれは悪いことばかりではなく、様々な恩恵をもたらして来た。
効率を追求した結果、気がつけば出典元の記事すらオートメーションにより生成されたものとなった。
拝金はとどまることを知らず、多大な恩恵受けながら税制に不満を漏らし、落ち穂拾いのごとくポイントに群がる。
追求すべきは自らの資産の最大化。
それで手に入れられる自由や安心・満足感もあるのかもしれない。
ただそれ以上に見えないかたちで失っている「何か」の存在を忘れていませんか？
