不意打ち

2022/12/29

 

年初には2021年の流れを引き継ぎ、S&P500指数は年末に5000を超えると予想していた強気派のウォール街関係者達は、見事に予想を外して散々な結果になっているそうです。


もちろん一部にはうまく掌を返して今年のベアマーケットを乗り切った投資家もいらっしゃるかと思いますが、強気派の大多数は指数をアンダーパフォームし打ちのめされました。


昨年一昨年と大きくアウトパフォームして余裕のある投資家も多くいらっしゃる一方で、ミーム株やメタのような銘柄を引いてしまうとそれまでの積み上げを全て吹っ飛ばしてしまうケースもあったのかもしれません。


プロ程その自信ゆえにかなり尖ったポートフォリオで勝負しているケースもあるため、外した方はまさに不意打ちで御愁傷様といった感じだったのでしょう。


債券にも逃げることができない相場環境は、株式・債券双方の部門の担当者を苦しめました。


強気相場で優秀な方が下落相場でも優秀とは限りらないのは、今更説明の必要はないかと思いますが、やはり人は得意な部分で勝負するのが各人の成功への近道ということかもしれません。

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