これは経済学の世界に限らずどのような分野でも起きる現象なのだと思いますが、ある特定の研究室やゼミがその後世の中に影響を与える多くの人材を輩出するということがあります。
アルチュセール門下の哲学者などはその典型ですし、著名人の例でなくとも例えば日本国内でやたらGAFAに人材を持っていかれる東大の某研究室など、世の中が渇望する人材を一手に引き受けるようなところが出現します。
ことに中央銀行の世界ではスタンレー・フィッシャー氏の教え子というのが、トップ人材に選ばれる重要な鍵となっているようです。
日本にもそういった人材はもちろんいらっしゃるのですが、しがらみや何やらで適材適所とはいかず埋もれているケースが散見されます。
もちろんフィッシャー門下だからといって必ず成功が約束されているという訳では決してありませんが、同門のバーナンキ氏はリーマンショックの際、頭皮も含めて輝いておりました。
マジで難しい舵取りだと思いますがヘリコプター並みに頑張ってもらいたいものです。