利上げ苦境と消費者依存

2023/02/20

 

強気相場の本格化かベアトラップか、そんな局面も結局は利上げ次第なのでしょうか。


その利上げもインフレ率や雇用、或いは消費者の需要に左右される以上、景気は気からという言葉がいかに的を射ているかが分かります。


決算発表から聞こえてくる数字は決して良いものではなく、利益成長率は前年同期比ベースでマイナスとのことですので、順当な下落シナリオを描く方が多い一方で、機関投資家の中には表の株高を見込み弱気相場の終了宣言をしているところもあるそうです。


昨年は円建てですと為替の影響もあり米国株は下値を取りに行くチャンスがありませんでしたが、今年は果たして訪れるのでしょうか。


もっとも日本も結局は植田日銀体制の出方次第ということになるのかもしれません。


株価は実体経済の先行指標とされる一方で、金融当局の動き次第でも動きが歪む代物です。


マルガリータヴィルはバフェット違いですが、貧乏人が無理に不要な贅沢品を買うことで米国の消費が支えられているというのは、サブプライムローン問題の頃と何一つ変わっていない光景なのだと思います。

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