3兆ドル市場

2023/02/22

 

米国にETFが登場してから30年が経過し、パッシブ運用の代名詞としての地位を築き上げてきましたが、現在運用会社各社がしのぎを削っているのはアクティブ運用ETFの主導権争いとのことです。


ETF業界全体におけるアクティブ運用ETFのシェアはまだ6%にすぎませんが、伸び代が大きいため、既存のブラックロックやバンガード、JPモルガンそしてディメンジョンナルに加えて、新たにモルガン・スタンレーが殴り込みをかけてきたようです。


アーク社の件もありますが、各社二匹目のドジョウというよりはアクティブ運用ETF界のデファクトスタンダードとなる商品を手にしたいということでしょう。


投信であればバンガード、トレーダー向けのETFでいえばSPYやQQQのような基幹商品を手に入れられれば、中々のドル箱です。


こういうのは意外な新興勢力に期待したいものですが、如何せんスケールが物を言う世界ですので、結局はおなじみの面々が何かを手にしてしまうのかもしれません。


これは米国市場にとってはマイナスです。

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