米国にETFが登場してから30年が経過し、パッシブ運用の代名詞としての地位を築き上げてきましたが、現在運用会社各社がしのぎを削っているのはアクティブ運用ETFの主導権争いとのことです。
ETF業界全体におけるアクティブ運用ETFのシェアはまだ6%にすぎませんが、伸び代が大きいため、既存のブラックロックやバンガード、JPモルガンそしてディメンジョンナルに加えて、新たにモルガン・スタンレーが殴り込みをかけてきたようです。
アーク社の件もありますが、各社二匹目のドジョウというよりはアクティブ運用ETF界のデファクトスタンダードとなる商品を手にしたいということでしょう。
投信であればバンガード、トレーダー向けのETFでいえばSPYやQQQのような基幹商品を手に入れられれば、中々のドル箱です。
こういうのは意外な新興勢力に期待したいものですが、如何せんスケールが物を言う世界ですので、結局はおなじみの面々が何かを手にしてしまうのかもしれません。
これは米国市場にとってはマイナスです。