ロシアでの忘れ物

2023/02/25

 

侵攻から一年が経過し、様々な出来事に関して結果が判明したものもあれば依然として判らない状態のものも多くあります。


金融の世界においては外国人投資家がロシアへの投資の道が閉ざされました。


その際にロシアへ投じた資金というものは非常に絶望的な状況になりました。


もちろん回収見込みはゼロではありませんが、限りなくゼロに近い日々が続くのでしょう。


リスクの高い投資先は高いリターンが得られる可能性を秘めている一方で、こういった事態も覚悟する必要があるということなのだと思います。


それでも世界の成長を見越した国際分散には価値があるのだと思いますし、痛手を被っているのはJPモルガンやブラックロックのような米国企業のようですが、世界の全ての国々に資本主義のOSが行き渡っている訳ではありません。


学問というか科学が暫定的な確からしさを一時的に担保しているに過ぎない以上、仮説は時間の流れや流行りとともに毀誉褒貶の評価を受けるのです。


BRICsという括りは一体何を指していたのか再度問い直す良い機会なのかもしれません。

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