その他ティア1債

2023/03/21

 

UBSによるクレディ・スイス買収に伴い、クレディ・スイスのAT1債が紙クズになる予定ですが、債権者はたまったものではなく訴訟を準備しているようです。


もっとも、こんな代物に手を出している多くは機関投資家でしょうから、リスクは十分に承知した上での投資判断である以上、自らの力で債権回収する必要があるでしょう。


バーゼル3の規制に引っかかったケースの発端がスイスの金融機関というのは、何とも皮肉なことですが、チューリッヒ規制ではなくバーゼル規制という名前だったのがせめてもの救いでしょうか。


これがUBS側が買収される側だった場合は、完全なブラックジョークとして後世まで語り告げたので、ちょっと惜しい展開でした。

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